お受験では、受験当日を迎えるまでに、たびたび学校へ行く機会があります。
そのときに、財布や携帯電話などの貴重品はメインのバッグに入れて、スリッパや書類は大きめの別のバッグに入れて持つことになります。
この、メインではないバッグのことをサブバッグといいます。このサブバッグについて解説していきます。

サブバッグの種類について

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サブバッグは、A4サイズの書類が余裕をもって入れられる大きさのものを用意しましょう。
なぜ、「余裕を持って」が必要になるかというと、書類はたいていクリアファイルに入れたり、封筒に入れて持ち歩きます。このときに、A4サイズピッタリだと、バッグにつっかかってしまい、スムーズに出し入れができないからです。
そして、もうひとつ重要なポイントが、「底面」があることです。いわゆる箱型のバッグです。これは、マチがあるバッグということではありません。マチだと、端が箱とようにすっきりとしていないため、書類がななめになってしまうのです。

その点、底面が箱型になっていると書類がまっすぐに入り、学校の受付ですばやく書類を提出する際もあわてなくて済むのです。
そして、箱型サブバッグの大きな利点が、もうひとつあります。それは、書類を入れた一番上に、スリッパの袋を乗せることができるのです。そうすると、学校に着いたときに、一番に使用するスリッパが、一番取り出しやすい上にあるため、バッグを下からひっくり返しながら、スリッパを探す必要がないのです。
サブバッグの中には、中が見えないようにファスナーがついているものもあります。しかし、ただ単に箱型のバッグで、ファスナーがついていないバッグをおすすめします。
なぜならば、ファスナーが付いているバッグは、構造上どうしてもバッグの上部がせまくしぼんでいます。そうすると、スリッパを一番上に乗せて持つことが難しくなってしまうのです。

ファスナーがない分、中がのぞけてしまいますが、バッグのふたの意味でも、スリッパの袋を一番上に乗せることが合理的なのです。もしも、スリッパを持っていかない場合は、中の書類が見えてしまったり、学校名が書いてある封筒が見えてしまう可能性もあるので、薄手のハンカチを覆うようにかけておくとよいでしょう。

ビニール素材のサブバッグは便利

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サブバッグは、自分が学校に持っていくもので、いっぱいになってしまうようなサイズでは小さすぎます。学校説明会では、封筒に入った書類を渡されます。そのほかの資料が多い学校もあります。

行く時よりも帰るときのほうが、倍以上に書類が増えているものです。学校でもらう書類をいれることができるくらいの余裕があまるくらいのサブバッグを持っていると安心です。
また、学校へ行く日が晴れとは限りません。雨の日は、さらにサブバッグが重宝します。サブバッグは、ビニルコーティングされているものを選んでおきます。雨にぬれても、中が濡れることはありませんし、学校についてら小さなタオルで外側だけをふけば、服をぬらす心配もありません。

そしてなにより、持って歩くときに外側にサブバッグを持ち、内側にメインバッグを隠すように持つことで、メインバッグを雨から守ることができるのです。たいていのママは、メインバッグは革のバッグを持っています。革は雨にぬれてしまうとよくありません。サブバッグで雨をしのぐことができれば、安心なのです。

頑丈なサブバッグを選びましょう

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サブバッグの色は紺か黒色で飾りはワンポイント程度のシンプルなものが多いでしょう。素材は、布製のものも売っていますが、コーティングされたサブバッグをおすすめします。かたちは、だいたいがA4サイズの書類が入るようにはできていますが、できるだけ大きめのものを選らぶと、使いやすいです。

サブバッグは安いものから高いものまで幅広く販売されています。しかし、サブバッグは、メインバッグよりも重量がある荷物を入れることになります。そのため、持ち手が丈夫に縫われていて、底面がしっかりしているものを選ばなければ、いざ使用した時に壊れてしまっては、大変なことになってしまいます。

サブバッグは、何度も買い替えるようなものではありません。長く使っていると、持ち手のコーティングがはがれてきてしまいます。そうしたら、買い替え時なのかもしれませんが、コーティングがはがれてきたサブバッグをみると、一緒にいつも学校に持って行ったバッグとして、むしろ愛着を感じています。

コーティングがはがれても、バッグ自体はまだまだしっかりしています。サブバッグはメインバッグよりも大きさがあるため、全体のコーディネート雰囲気に影響します。百貨店やインターネット通販で売られている、たくさんのサブバッグの中から、自分の雰囲気にあう、お気に入りのサブバッグをみつけてみたらいかがでしょうか。