ママたちはどのようなお受験スーツの色を使用しているのでしょうか?お受験スーツの色で失敗をしない為の解説を行います。

スーツ色は紺色

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色彩心理の中で紺色は、真面目さや知的さなどを意味しています。
紺色というと、かなり地味な色のイメージが有るかもしれませんが、黒よりも色合いが柔らかい上、グレーよりもはっきりしていると言われており、紺色は人を知的に見せると言われています。
また紺色は、誰にでも似合うと言われている色で学校の制服に採用されることが多い色です。また、銀行員や郵便局員、警察官、バス運転手、鉄道員、郵便配達員、消防署職員など信頼性が問われる職業の制服にも採用されています。
黒に次いで体が引き締まって見える、汚れも目立ちにくいためケアの心配が要らない色でもあります。黒のスーツやグレーのスーツだと、就職活動や冠婚葬祭を彷彿とさせます。
白やベージュのスーツは入学式を連想し、なおかつ汚れの面では心配が多くなりやすい色です。白やベージュのスーツは周囲に暗色を着ている人が多い場合は、よくも悪くも目だってしまいます。

そのため、暗すぎず明るすぎない・知性が感じられる・あらゆる場所から浮きにくい・人を選ばず、似合いやすい傾向にある紺色は選ばれることが多いです。お受験スーツを買う上で、無難に着こなしたい場合は紺色のスーツを選ぶと良いでしょう。

手持ちのブラックフォーマルを使用してもいい?

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手持ちのブラックフォーマルを使い回したい…という方もいるかもしれませんが、どの園・学校でも大半のママは濃紺のスーツなのでちょっと浮いてしまうかもしれません。
ブラックフォーマルのスーツは不経済・TPOのなさを感じさせるため止めたほうが良いようです。
ブラックフォーマルは礼服で、あくまでも冠婚葬祭専用の服なのでお受験とは趣旨が違います。ブラックフォーマルの黒い色は、黒の中でも深い漆黒色です。たとえ、一見して黒に近い濃紺と比べるとしても、その色味の差は歴然です。
そして、お受験スーツは、ブラックフォーマルスーツとシルエットもまた全然違うものです。喪服に対応できるブラックフォーマルは、厳粛なイメージがあります。
シルエットは、裾広がりのAラインや シャープなシルエットのIラインのものが多いです。スーツの「色味」の違いもそうですが、やっぱり一見して 「シルエットの違い」はわかってしまいます。

ブラックフォーマル・スーツとお受験用の濃紺スーツとでは、似ているようでいても、見れば違いは分かってしまいます。特に、面接がある私立小学校を受験する場合は、濃紺スーツは必須アイテムです。(ただし、国立小のみの受験ならば、ブラックフォーマルも有りです)

お受験スーツのシルエットの良さ

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お受験スーツのデザインといえば、 小さめの襟で、くるみボタン、紺スーツというイメージ を想像しますが、お受験スーツで、よく使われるジャケットのエリのデザインは『ショールカラー』と『テーラードカラー』の2つです。
ツーピースでも良いのですが、人気が高いのはワンピースにボレロやジャケットをあわせるスタイルです。
襟はショールカラーが一般的です。テーラードでもいいのですが、ビシッとしたビジネス用のものではなくちょっと柔らかな感じのものを選ぶとベターです。首近くの小さ目の襟が特徴のショールカラーは控え目で、上品に見えるのが特徴です。
ただし、このデザインは、エリが首もとにくるデザインなので、首が短い方には ちょっと似合わないかもしれません。
すっきり着こなしたい方は、テーラードジャケットの方がおすすめです。
テーラードカラーの良さは、何と言っても胸元にVゾーンができるので、首回りがすっきり見える事。首が太い、短めかな・・・という方は、おすすめです。

なお、こだわる必要はないのかもしれませんが、ノーカラージャケット・スーツは、紺色であっても、小学校をお受験する場合、お受験向きのスーツではないと言われる事があります。幼稚園のお受験では、おおむねOKだと思います。