襟元や胸元に付ける花をモチーフとしたファッションアイテムがコサージュです。
華やかな印象を周囲に与え喜びを表現する役割を果たすコサージュは、まさに入学式の際に身に付ける小物として欠かせない存在です。
そんなコサージュも実は様々な種類やカラーがあり、付ける位置によっても周囲に与える印象が違ってきます。
そこで意外と知られていないコサージュの種類や選び方、そして付ける位置について紹介していきたいと思います。

コサージュにはどんな種類があるの?

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コサージュは生花・プリザーブドフラワー・シルクフラワー、アートフラワーなどと呼ばれる造花の3種類に分ける事が出来ます。
フォーマル度が高い順に生花、プリザーブドフラワー、造花と並ぶと言われていますが、今や造花でも生花に近い質感の物や素材の質が良い物が増えているので入学式にはどのタイプのコサージュを付けても問題はありません。
どのタイプのコサージュにもそれぞれメリットがあるので、自分が気に入ったタイプの物を選ぶと良いでしょう。

入学式に向いている素材、向いていない素材

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入学式には生花でも造花のコサージュでも構わないとしましたが、造花に使用される素材に関してはフォーマルに向くものとそうでないものがあるので気を付けなくてはいけません。
フォーマルに向く素材はシルクやシフォン、サテン生地など華やかで高級感のあるものになります。
逆にコットンや麻、ニットやフェルト素材はカジュアル感が強いためどんなに素敵なデザインのコサージュでも、入学式のようやフォーマルな場には向かないと言えます。
またベルベット素材は質感が良く高級感もありフォーマルな場でも十分に通用するコサージュですが、シーズン的に冬物なので春に行われる入学式には適していません。フォーマル感だけではなく、季節も意識して選ぶ必要があるのですね。

入学式に相応しいカラー、タブーなカラーはあるの?

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コサージュはデザインも様々ですがカラーも豊富です。一色で構成されたコサージュもあれば、何色も組み合わせて作られたものもあります。実は入学式には絶対にNGなカラーはないのですが、黒い花は喪を表すとして入学式では嫌煙されているケースが殆どです。
黒といっても素材や色の濃さ、スパンコール、ビジューがついて華やかな物や、黒一色ではなく他の色と組み合わされたコサージュもあります。黒系のコサージュ=縁起が悪いとは一概には言えません。ただし入学式に適した黒系のコサージュ選びは難しいので、避けた方が無難とも言えます。入学式では淡いパステルカラーや白などのスーツを着用されるケースが殆どですから、コサージュも明るめカラーを選んだ方がしっくりきます。明るめカラーの中から自分の肌色やスーツ日本人の場合、コサージュは左側に付けている人が大半です。
そのためコサージュと言えば左側に付けるのがマナーだと思いがちですが、実は左側でも右側でも構いません。
ただ左側の方が注目が集まるという理由で、左がコサージュの定位置のようになっています。
人によっては右側にコサージュを付けていると、マナーを知らないと感じる人もいるようです。
ですからさほどこだわりがなかったり、どちらに付けるか迷った場合は左側にしておくと良いでしょう。

コサージュを付ける位置は?

次はコサージュを付ける高さですが、背が低い人は高めに逆に高い人は低めに付けるとスタイルが良く見えると言われています。
また、どんな背丈やスタイルの人にも似合うのが鎖骨の位置です。
鎖骨の位置はどんな人でもバランスが良く見え、また華やかに見えると位置でもあります。
自分で付ける時には、少し離れた位置から鏡を見てバランスを確認してみて下さいね。

以上、入学式のコサージュに関するちょっとした豆知識を紹介しました。
これさえ覚えておけば、入学式用のコサージュを選ぶ際に迷う事が少なくなるはずです。に合ったカラーを選ぶと良いでしょう。